~2026全米選手権参戦レポート~
5/9(土)ニューメキシコ州アルバカーキで開催された全米シニアナショナル選手権にMaliaと参戦!! 今回52キロ級で初のシニア全米大会チャレンジをお伝えします。

1.【結果】
これまでJuniorで戦ってきた(全米ランキング1位、世界ランキング10位)Maliaにとっては初のシニア挑戦。準決勝まで進み、第2シードの昨年世界ジュニアUS代表と初対戦。結果は残念ながらラスト1秒で反則負けでした・・・。
(反則負けなので3位決定戦に出られず、5位にて終戦・・・)
2.【一生忘れない、ラスト8秒の怖さ!!】
中盤で相手の技を返し有効を先制、相手に指導も1枚あり完全に有利な状況。相手は寝技が得意で果敢に攻めてきましたが、全て対応して危ないシーンも粘り強く乗り切り、時計が止まったラスト8秒!!
慣れていれば組手を切って8秒粘ればなんの問題もない中、相手が捨て身で組んできたのを受けてしまう優しいMalia!! 相手の足を外側から刈るのが、とっさに内側に入ってしまい、同時に倒れて試合終了のブザー!! 審判協議の結果、反則負けになりました。(※後ろから足の内側を刈るのは危険行為で反則とされています)
ラストの8秒、守ろうと思った時点で負け。反則負けは3位決定戦の出場資格がなく、銀以上がほぼ手中に入っていたのに結果メダルも取れず・・・。とても悔しく歯がゆい結果で終わりました。
3.【勝って奢らず負けて腐らず!!】
「勝ちに必然なく負けには必然あり」の言葉があります。今回の負けは間違いなく「経験のなさによる必然の負け」で「次につながる負け」だったと思います。
この大会に向け4月に武者修行で日本に行き、試合前には1W、LAでミニキャンプを張るなどできるベストの準備をしてきました。ただ17歳のMaliaに、経験で学ぶ「試合運び」や「状況に応じた戦い方」は身に付いていなかったのも事実。
そんな中今回負けて泣いて叩き込めたものが「下がる、逃げる=負け」の鉄則。言うのは簡単ですが、勝負は技術や体力より気持ち(最後まで攻める姿勢)が大事(心技体の「心」)だと体感できたのは「今後に繋がる負け」だったと思います。
また大きな収穫は「十分52kg級で戦える」のが証明できた事。速さがメインの48kg級に比べ力のバランスが加わる52kgは戦い方も変わります。まだフィジカルで足りない部分がある中何度も決まりそうな立ち技もあり、本人も52kgで勝負できるのを実感できたのは何よりでした。この負けをどう次に生かすか、Maliaのみならず我々の大きな宿題であり、前向きな挑戦です!!
4.【この負けを糧に】
選手の負けはコーチの責任。選手のサポートは自分が戦うより大変なのが分かってきた今日この頃。正直言うとあのラスト8秒、コーチングBoxから「指導を取られていいから逃げ回って時間を使え!!」と叫べなかった自分を反省しています。
「勝負は結果が全て」ですので、勝たせられなかったのが本当に辛い。この悔しさをチーム全員で共有し、6月の全米Junior(優勝か準優勝)・7月の全米オープン(シニア:3位以内)・8~10月の欧州・中南米・日本遠征を経て、11月のジュニア世界選手権(3位以内) or プレジデントカップ(優勝)で、オフィシャルにオリンピック代表候補として名乗りをあげられるよう、最高の1年に仕上げていきます。
必ず強くなって戻って来るMaliaとチームに、乞うご期待下さい!!

