コロナ下における日米の対応の違い

~2-3月の活動予定から~

早いものでもう2月です。シカゴも日本もまだまだ厳しい寒さが続き、オミクロン株の猛威が収まらない中、先日USA JUDO(全米柔道協会)会長を交えて今後の活動計画をZoomで打ち合わせました。柔道関係者は御存知かと思いますが、日本では私も計13回出場させて頂いた今年の講道館杯が直前で中止になりました。減量を含めて必死に準備してきた選手の気持ちを考えるとかける言葉がありませんが、日本の常識で見るとやむを得ないのかとも思います。そんな日米の考え方の違いも含め、皆さんに3月までの予定を共有させて頂きます。


全米柔道連盟とのミーティング、左上が
会長のKeith Bryant氏。

 

1.コロナに対する考え方の違い

(1)各種行事の開催基準

  • 米国:当局(CDC:疾病予防センタ→国の機関)・イリノイ州・シカゴ市)からガイドラインは出るが基本は自己責任。
  • 日本:都度、その時々の状況で競技主催者が決定。

(2)感染者に対する対応

  • 米国:感染者が出る事を前提に、その先のセーフティーネットを整える事を重視。
  • 日本:できるだけ感染者が出ない事を重視。結果パンデミックが起こった後の対応が遅れているように見えます

(3)PCR検査並びにワクチン

  • 米国:保険があってもなくても全て無料、街中のドラッグストアや特設会場で自由に検査可能、ワクチンも同様。ただ自分のポリシーでワクチンを受けない方も多く、接種率が60%から上昇しないのが課題。(レストランやイベント会場は接種証明書なしでは入れなくなっています→1/31現在)
  • 日本:PCR検査は基本有料、ワクチンは自治体管理が主流。チケットの配布など全て自治体が管理してそれに申し込むスタイル。

上記だけ見ても大きな違いを感じませんか?
多民族で個人の自己責任が徹底している米国、個人より集団を重んじ平等性が重視される日本を一概に比較する事はできませんし、私にまだ「どちらが良い」と言える経験もありません。でも柔道を通して見えるアメリカ、こんな世界も皆さんと共有しながら、活動の趣旨である「柔道普及を通した世界の子供の健全な育成」を進めていきたいと思います。

末尾に3月までの予定を記載しました。寒さにもオミクロンにも負けず全開です!!

 

〜その他お知らせ〜

先日(1/16)、シカゴ日本商工会議所(JCCC)の新年会にて『シカゴゆかりの方からの新年挨拶』で、デーブスペクターさん、渡辺美里さんと続いて、私も挨拶させて頂きました。例年は、日本企業の方々やご家族の皆様1,000人が集まる大パーティですが、コロナの影響でZoomになりました。光栄な素晴らしい機会に感謝です!!!

以下お恥ずかしいですが、3分程度の動画でご覧になれます。最後に柔道技も披露していますので、宜しければどうぞ~!!

https://drive.google.com/file/d/11kalbZ_0m8FliOMg3dkDYYkGjfBbx6CZ/view?usp=sharing

 


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