〜インディアナ地方大会直前レポート& Adultクラス昇級試験〜
こちらシカゴは4月半ばに25℃超えの夏日和が続いていましたが、その翌週には雪がチラつく(気温は0℃!!)など気温差の激しい日々ですが、元気に活動中です。
今回は子供でも真剣!!インディアナ州で開催される大会を控えた子供達の直前特訓、そしてこちらでは大人になってから柔道を始める方が多いのがスゴい!!(日本柔道の発展余地だと思っています) その昇級試験の様子を皆さんにお伝えします。
1.Are you ready guys〜〜?! 試合前の子供を盛り上げる!!
1週間後の4月下旬(記事作成時)、シカゴから車で約4時間半のところに位置するインディアナ州ポートランドで200名を超える参加者が集まる地方大会が開催され、Tohkonからは8名の子供たちが参戦予定です。
1人でも多くの子を1つでも多く勝たせるために、試合前の練習で子供達のモチベーションを上げるのが私の役割。そのうち私が注目している3名の若き戦士を皆さんに紹介します。
(1)ラナ(女の子)7歳:エントリークラス(7-8歳の部)
彼女は覚えが早く柔道センスも抜群!!しかし実戦になると固まってしまいがち。
止まったまま技をかけて返される時が多いので、今回の最大の目標は、動きの中で技を掛けるのに意識してチャレンジする事!! 得意技は何と1本背負い!!
それができた時には必ず一本勝ちできるでしょう!!
(2)エマ(女の子)12歳:エントリークラス(11〜12歳の部、軽量級)
彼女は階級の中で1番小柄ですが、体幹が強くバランスが最高!!自分より大きな相手に先に攻められてしまうと不利になってしまうので、いかに先に攻めるかがキー。
得意技は大外刈り!!そして今回は大内刈りから大外刈りへの連続技にトライ!!
これで投げられたら嬉しいなぁ〜〜。皆さん、乞うご期待です!!
(3)マイク(男子)16歳:エントリークラス(シニアの部、81kg級)
Tohkonのエースであるマイク。本来はジュニアクラスにエントリーですが、今後を見据えてシニアの部に挑戦!!全米ジュニアオリンピック(6月)上位入賞を目指すマイクにとって、地方大会の今回は力試しの場。長身で手足の長い彼は、トップレベルの内股を習得中。私の得意技で、初の講道館杯優勝の際(2011)松本薫先輩を投げさせてもらった技でもあるので、その時の入るタイミングを伝授。果たして、試合で思い切り掛け切れるか?! ここでしっかり勝って全米ジュニアに繋げるよ~、マイク!!。
組手で圧力を掛けそして内股へ・・・!!Let’s try Mike!!
本番よりもそれに向かう過程(準備)が大切。勝っても負けても子供達にとって経験の場です。
そして私は全試合セコンドでベストを尽くします!!皆さん、乞うご期待下さい!!
2.大人たちの挑戦!!(昇級試験 for Adult Judoka!!)
日本での柔道は一般的に高校の体育の授業まで(それも男子のみ)、それ以降は特殊な能力を持つ人たちだけのスポーツではないでしょうか?
でもこちらでは違います。
いくつになっても「強くなりたい人」「自分を鍛えたい人」「柔道の精神を学びたい人」それぞれの目的を持って、柔道に打ち込む大人の姿があります。
4/20(木)、いつもの道場に仕事を終えた大人たちが集まって来ました。毎週月•水•木の夜、大人のクラスがありますが、この日は5名の方の昇級試験の日でした。
最年長43歳〜25歳(平均年齢32歳)までの皆さん、うち4名は無級から六級、1人は六級ら五級への挑戦です。試験内容は、絞技や関節技も含まれ、子供より技の数が多くなりますが、皆真剣そのもの。一生懸命に必死な姿に審査を担当する私も緊張です。
結果、見事5人とも無事に合格〜〜!!
大人になってから柔道を始める挑戦すら素晴らしい中、その中でレベルアップに真摯にでも真剣にチャレンジする皆さんに、日本ではなかなか見られない光景でもあり、私自身が感動しました。海外で柔道に取り組む方がこんなにもいるのが嬉しくも、これこそ生涯スポーツとしての柔道だなぁと色んな事を感じる事ができた1日でした!!!
合格した5名の皆さん、とっても嬉しそうです!!Congratulation!!!
3.『番外編』シカゴ総領事公邸にお招き頂きました~!!(4/11)
4/11(火)、GKJN支援者である日本企業の方々がシカゴを訪問された際、田島シカゴ総領事より公邸にお招き頂き、会食させて頂く機会を得ました。
日本企業並びに日本人が海外で活躍するにはなど、私にとっては大変為になるお話を聞くことができ、素晴らしくも貴重な時間を過ごさせて頂きました。田島総領事は日本の代表として日本の発展にご尽力されており、今回ご一緒した皆様もご自身の会社を通して、社員の幸せと日本がもっと発展してほしいという思いを感じ、私自身も、日本発祥の固有文化である柔道とその精神を、ここアメリカから次世代を担う子供達に普及したいと、決意を新たにさせて頂きました。有意義なひと時に心から感謝申し上げます。