挑戦から学んで成長!! そんな柔道もあっていい!!

〜インディアナチャンピオンシップで見たもう1つの柔道〜

4/29(土)、シカゴより車で南東へ4時間半のインディアナ州ポートランドにて、インディアナチャンピオンシップが開催されました。Tohkonから10名のキッズと7人のアダルトが出場、選手と共に奮闘した1日を、前回記事で紹介の3人のキッズに注目して皆さんにご報告させて頂きます。


インディアナまでのドライブ中、虹が出迎えてくれました!!

1.運営もレベルアップ!!

2年前、私が初めてアメリカのローカル大会に参加したのがこの大会。昨年は子供がお腹に居て参加できなかったので今回は2年ぶりの参戦。前回は畳を積んで運び、到着するなり試合会場である高校の体育館に畳を敷き会場準備から共に行う経験をしました。その時、初めて運営側の大変さを知り、裏方の皆さんの協力のお陰で試合ができている事に改めて感謝したのを今でも覚えています。今回は、前回にはなかったコーチボックスがあったり選手とコーチ以外は畳に入れなかったりと、ローカル大会とはいえ、ナショナル大会張りの運営体制!! 運営側も常にレベルアップしているのを感じ、私自身も次回のGKJN Cupではもっとレベルアップした会場作りをしたいと、考えが広がるきっかけとなりました。


縦に広々4試合場あります!!
これが高校の体育館です。広い〜〜!!


ナショナル大会のようなコーチボックス!!
「柔道」の漢字が笑えます。ここはUS??

2.勝ち負けよりドキドキの挑戦に価値がある!!皆のGood jobにブラボ~!!

さて、前回の記事で紹介した3人の選手の結果報告です。
Tohkon全体では金メダル9個、銀メダル6個、銅メダル4個と十分な結果でした。

(1)ラナ(女の子)7歳:7~8歳アドバンス 銀メダル、9~10歳アドバンス 銅メダル

ラナの今回の目標は、動きの中で技を掛ける事!!センスがあり、レベルも上がって来ているラナは今回1つ上のカテゴリーにも挑戦!! 自分の年齢でのカテゴリーでは惜しくも決勝で負けて銀メダル、そして今回挑戦した1つ上のカテゴリーでは4人中3位で悔しい結果に終わりましたが、自分より一回り体も大きくレベルも高い相手に挑戦し、試合前に練習した『動きの中で技を掛ける事』も十分できていました!!
次に繋がる挑戦に拍手!!ラナ、まだまだこれから!!頑張るよ〜〜!!!


一回り大きい相手に立ち向かう!!


悔しさを食いしばって戻るラナ!!頑張った!!


試合前に緊張するラナをリラックス〜〜!!


やり切った最高の笑顔!!可愛いでしょ?!

(2)エマ(女の子)12歳:11~12歳アドバンス 銅メダル

今回、相手より先に動く事に意識して取り組んだエマ。結果は、4人中3位と歯痒く
終わりました。小柄なので、自分で動いた時相手に振り回されてしまい、なかなか技に繋げられなかったので、振り回された時の対応や振り回されない為にもっと練習して、次は何とか勝たせてあげたい!!と私自身も強く決意を新たにしました。でも試合中だけじゃなく、試合の合間も歯を食いしばって終始前向きなエマの姿勢に感動!!
気の強さは私と似ているかも・・・!? 次は絶対に投げて勝つよ、エマ!!!


試合前、共に緊張している様子・・・


ナイスファイト、エマ!!(左)


こちらも可愛い笑顔!!次は金メダルだ~!!

(3)マイク(男の子)16歳:シニア茶帯中量級 銀メダル、シニア黒帯81級 銅メダル

試合前に現在練習中の内股を試すと意気込んでいたマイク。シニア茶帯カテゴリーでは、初戦で負けたものの敗者復活戦で勝ち上がり(全勝し)、見事準優勝~!!
シニア黒帯カテゴリーでは、自分よりレベルの高い相手にしっかり内股をトライ!!
そして1試合見事に綺麗な内股が決まりました!!まだまだ課題はありますが、これまで負けると立ち直るのに時間がかかっていたのが、今回初戦の負けから学び、切り替えて準優勝までいったのが大きな成長!!さあ次はジュニアオリンピックで勝つよ~、マイク!!


投げた後、いい顔してるね〜〜!!


果敢に内股にトライするマイク!!Good Try!!!


Good Job!!マイク〜〜!!

3.大人だってチャレンジ!! 初心者の大人が参戦するのがUS流!!

今回は大人になって柔道を始めた方のセコンドにも付きました!! 習った技を一生懸命にトライする姿勢は本当に素敵で、勝って喜ぶ笑顔は大人も子供も同じ!!純粋に柔道を楽しんでいる皆さんを見て、こちらがHappyになりました。
アメリカの大会は必ず大人のカテゴリーもあり、初心者から有段者まで様々な方が参加します。日本では地区大会で大人が一緒に試合する事は少なく、また初心者から始めて大会に出ている方はほとんどいません。大人になってから柔道を始めるのは敷居が高く、それが柔道人口が増えない理由の一つかと思います。こちらはジムに行く感覚で道場へ通う人が多くいます。日本ももう少し、大人も気軽に楽しめる道場が増えるといいなと思いました。


大人の笑顔も最高です〜〜!!おめでとう!!

4.最後に

今回も大会を通して、試合中だけでなく、会場作りから柔道の在り方など様々な事に気づかせてもらいました。『勝ち』を目指す中で、沢山の経験ができる試合はやっぱり最高です。しかし今回、悔しい思いをした子供達に次は『勝つ喜び』を体験させられるよう、日々の稽古を大切に必死に指導して参ります。引き続き、応援の程、宜しくお願いします!!


最高の挑戦に拍手〜〜!!次に向かって頑張るよ〜〜!!

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